矯正・咬合治療
矯正・咬合治療
歯並びや噛み合わせは、何を以って良い・悪いを判断されるのでしょうか?
見た目でしょうか?
確かにそれも一つのポイントです。
当院では見た目の他に、清掃性と力の分散を重要視しております。
清掃性
皆様がお部屋で掃除機をかけるとき、散らかった部屋と片付いた部屋のどちらが簡単でしょうか?
当然片付いた部屋の方が掃除機のかけ残しが少ないですよね。
お口の中の掃除も同じです。
歯が重なった所や段差のある所は磨き残しが多くなります。
歯垢の取り残しはむし歯や歯周病の原因となります。
歯並びを良くすることで歯の寿命を長くすることにもつながります。
力の分散
・歯がしみる
・詰め物や被せ物が何度もはずれる
・歯がぐらぐらする
・歯に鈍い痛みがある
これらは力の分散が不十分な噛み合わせの方に起こりやすい症状です。
力の分散が不十分だと歯が割れてしまう場合もあり、割れ方によってはその歯を残せない場合もあります。
矯正治療装置・成人
銀色のワイヤーを使います。
白い塗装がされたワイヤーを使います。
銀色のものより目立ちにくくなります。
歯の裏側につける装置で、少数の歯を前や外側に出す治療に使用します。
マウスピースを使った治療法で見えない矯正と呼ばれることもあります。最初から最後までマウスピースのみで治療ができる場合もありますが、状態によっては他の治療法との組み合わせが必要なこともあります。
矯正治療装置・子供
骨の大きさに対して歯が大きく並びきれないような場合、骨の成長を後押しして歯が並ぶスペースを確保しようとする装置です。
歯が抜け変わる時期の終盤で乳歯に装置が付けられない時や、永久歯が生えてくるまでスペースを維持するときなどに使用します。
上顎と下顎の前後的な噛み合わせの位置を改善するときに使用します。歯列のアーチを横に広げて永久歯が出てこられるようにスペースを作る目的でも使用します。
当院ではこの装置を選択する頻度が比較的高いです。
骨格的に上顎が前に出ている場合に使用します。
咬合治療
噛む位置は上下の歯の位置や並びによって決まりますが、それが顎まわりの筋肉や靭帯や一部の歯に負担をかけている場合があります。そのような場合に顎まわりの筋肉や靭帯がリラックスできる位置に誘導して本来の噛みやすい位置を探すことなどに使用します。
また、歯ぎしりや食いしばりから歯を守るためにも使用します。
噛み合わせの状態によって歯に強い負担がかかっている場合に、詰め物や被せ物によって力の分散を図ることで歯の負担を減らす治療です。
(シミュレーション模型)
(シミュレーション模型)
全体の歯を治療することで、噛み合わせ、見た目を改善する治療法です。歯の位置や方向が理想より大きく外れている場合は矯正治療の併用が必要な場合もあります。